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青騎士

どうもー。
この前、三菱一号館美術館でやっていた「カンディンスキーと青騎士展」に行って参りました。
ロシア芸術とスペイン芸術に興味が出てきたぼくにとってこれはまさに絶好の機会!
しかも丁度このくらいの時期の芸術やってみたかったんだよねー。

正直、抽象絵画ってどうせわからんとか思って敬遠してたんだけど。
最近ようやく良さがわかり始めてきたきがする。。
てか、抽象絵画は生でみてようやくその絵が持っている、というか画家が意識した効果が出てくる気がする。

今回の展覧会は・・・
クレーとかマルクとかマッケとかヤウレンスキーとかがきてました。
あと、カンディンスキーの愛弟子、というか浮気相手(笑)ミュンターの絵も。
な、なんと豪華なことか・・・
マルクの絵めっちゃ好きなんですけど!
動物というか野生の持つ不思議な生命力、というかエネルギーを内包した絵で。
特に「虎」は、キュビスムの手法が用いられていて、キューブの持つ堅固さが虎の力強さをうまく表現できている。
あと、「牛 黄、赤、緑」もよかった。
牝牛と雄牛と子牛の3匹の牛がそれぞれ異なる色で描かれた作品。
力強く躍動的な牝牛とは対象にじっと背後に気を配る雄牛、そしてその間に隠れる子牛。
素晴らしい画面構成。前方の牝牛の尾から後方の雄牛の頭部までで牛たちの体のラインは綺麗なS字を描いている。
なんか、牝牛と雄牛の扱いが間逆すぎて、ジェンダー的な切り口この絵を観ることができそうだけど。
でもぼくのイメージだとマルクって単純に動物が好きな人だから、深読みしすぎなのかもね(苦笑)
いやー、マルクいいね!
ドイツ人らしからぬ、自由奔放な絵ですね。

マッケもよかった!!
特に「遊歩道」は美術館側が押していただけあって好きだったなー。
彼の絵は透明感が素晴らしい!
あの明るい透明感。でも明るいんだけどどこか物憂げな雰囲気をも讃えているあの感じ。
マッケはでも少しドイツっぽいね。
あくまでイメージだけどwww

ヤウレンスキーの絵は、野生というか。
すごいプリミティブなエネルギーがあった。
特に「スペインの女」の土臭さはこうなんともいえぬ魅力があった。
こんなにも汚らしく、貧しそうな女性に感じる魅力とは。やはり少しドラスティックなものなのだろう。
そしてこれは「スペインの女」であって「スペイン人の女性」ではないということも言及すべきか。
このドラスティックで土臭い魅力は。
どうにもこうにも、私にジプシー像を想像させる。
うん、ぼくジプシー好きなので、こういう曲解もありかなとww
なしですか、さーせん。


そしてメインというかカンディンスキー。
これはもう、ある時期を境に彼の画風はいわゆる「カンディンスキー」になっていく。
抽象絵画の父としてのね。
ペーパーナイフから絵筆に変わった瞬間。
彼の絵は、印象派チックなぼんやりとした領域を超えて、過去に類をみない絵画へと変化していく。
ムルナウ(一瞬ムルロアって打ったw)に移ってから、カンディンスキーは「カンディンスキー」へと変貌。
実際に街の変化が引き起こしたものではなく、画材の変化が決定的なものだと個人的には思うのだけれど。
でも、環境の変化による、心境の変化が絵画への意欲につながったとしたのなら。
抽象絵画ジャンルを形成するに至った独創的なムルナウ初期の作品は、ムルナウのおかげなのかな。
ぼくもバッハの曲演奏しなかったら、マウスピースを変えることはなかっただろうし。
きっとそんなレベルなんだろうけど。
それでもムルナウの存在には意味があった。
バッハの存在がぼくに大きな影響を与えたように。

抽象絵画の良さっていうのは、その自由度の高さにあるんだろうね。
色彩の配置とか、画面構成とか。
感情の表出が主眼となっているみたいだけど。
そういう抽象的なものは正直伝わるかどうかは不確定だよね。
だから、感情を表出しようとした画家の意図によって崩された絵画が魅力的なんでしょう。
感情そのものよりも、感情を表そうとした画家の魂が伝わってくるのかも。
まあ、どっちらにせよ。
エトスからパトスへは完全に移行。
その絵は今日の現代アートにもつながっている。


すごく満足した展覧会でした。
まあ、毎回ある程度は満足するんだけど、今回はどの絵も良かった^^
そして勢いでミリマノフの「ロシア・アヴァンギャルドと20世紀の美的革命」を購入ww
残金がやばいwww


形なんて脆い。

マッケやマルクは戦死したが。
それでも彼らのパトスは現在も多大な影響を与えている。
彼らのエトスは失われたが、彼らは青騎士として今でも戦っている。

hona-☆
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多田K馬

Author:多田K馬
東京の大学に在籍していて、吹奏楽のサークルでサックス吹いてます♪つれづれに色んなことを書いていくつもりなので、趣味がある方は是非コメントを☆
趣味は、音楽鑑賞(ホールでも家でも)絵画鑑賞(美術館で)映画鑑賞(家でw)読書(電車でw)などなど割と雑食。

それぞれで特に好きな作品は・・・

音楽:アストル・ピアソラ、ヨハン・セバスティアン・バッハ、安藤裕子
絵画:クロード・モネ、アンリ・ルソー、シュルレアリスム
映画:勅使河原宏、北野武、中島哲也
読書:安倍公房、芥川龍之介、中島敦

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では、よろしくお願いします♪

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